ハウスキーピング
配属を聞いて正直驚いたというハウスキーピング2年目のスタッフ。
知れば知るほどその奥深さにどんどん魅了されるという仕事について、思いを聞いてみました。
仮配属
レストランサービス
仮配属先はブッフェレストランのガーデンダイニングでした。朝食・ランチ・ディナーの基本を教えてくれた先輩方は、今もホテル内で会うと声をかけてくださいます。
1年目
ハウスキーピング
最初はひたすらフロア管理ができるようになるための研修を重ねました。6月に本配属されて8~9月に1人立ちするようなスケジュールだったと思います。
備品のことや清掃のチェックポイントなど、客室についてひたすら覚える毎日で、それに加えてお客様によっても様々なご対応のパターンがあり、毎日新しいことをどんどん経験するような感覚でした。
2年目~現在
ハウスキーピング
2年目になると、私たちが担当していた仕事を後輩が受け持つようになり、そのぶんまた新しいことを習うようになりました。昨日も初めてVIPのお客様の滞在中の清掃に入ったところです。
基本の仕事のスピードが上がった実感はあり、視野を広げて周りを見られるようになったので、新入社員のフォローに回ることもあります。
INTERVIEW
インタビュー
入社を決めた理由
小さいときにお台場に遊びに来たとき、グランドニッコー東京 台場でお手洗いを借りたことがありました。その体験が「快く対応してくれた大きなホテル」としてずっと心に残っていて、ホテリエを目指すきっかけになりました。
ハウスキーピングの第一印象
新入社員研修で説明を聞き、初めて詳しく知った部署で、ホテルの中の専門的な仕事というイメージでした。
入社前は漠然と接客がしたいと考えていましたが、本当にいろいろなケースへの対応があるハウスキーピングの奥深さを知ってからは、もっとここで学びたいという気持ちが強くなりました。
ちなみに、研修での説明はセクション長たちがまるでお笑いのように楽しく伝えてくれたので、部署の先輩たちの人が好さそうという印象も持っていました。
この仕事のやりがい
学ぶことが多いので「1人でできた」と達成感を得られる瞬間が多く、やりがいにつながっています。
ただ、身についたことを実感できるようになったのは、2年目になって余裕ができ、自身の仕事を振り返れるようになってからのような気もするので、今必死に仕事を覚えている後輩を見ていると「もう少しがんばったら見える世界が変わるんだよ」と教えたくなります。

部内のコンテストも、自分のがんばりを確認できるので好きなイベントです。
清掃チェックの正確さと速さを競う場で、1年目のときに3位になることができました。
普段から細かく教えてくれる先輩に習っていたことを間違いなく実行できるようになってきたので、今年はさらに上位をとりたいと思っています。
仕事をする上で大事にしていること
お客様にご提供するお部屋を売っている、ということを自覚して仕事に臨むことです。
見落としがないよう正確なチェックを行うこと、スピード感を持って時間通りに仕上げること、どちらも大切です。
先輩たちはお部屋のチェックがとても速いのに、清掃不備でクレームをもらうことは全くありません。必要なチェックを最低限の動きで済ませられるように導線が考え抜かれていて、私もそのレベルを目指して日々精進しています。
先輩から学んだこと
まず単純にすごいなと思ったことは、先輩が中国語でお客様と会話をしていたことです。聞いてみると、「清掃時間は何時がいいですか」といったこの仕事で使うフレーズと、お部屋番号を理解できるよう数字をマスターしたとのことで、学ぶべきものは業務だけではないことに気づかされました。
考え方の面でも先輩から教わって大切にしていることがたくさんあります。
「自分が疑問に思ったことはそのままにしない」「失敗したときは、過去の自分の行動のどこかに間違いがあるから振り返りをしっかりしよう」などです。
一人では何度振り返っても原因がわからないと思ったことも、先輩方が一緒にひも解いてくれて魔法のようにするっと解決してしまうこともあり、本当に助けられています。
FLOW
一日の流れ
出社
引き継ぎで昨日の出来事を確認
その日の担当フロアへ
手配物や清掃注意点をリストに整理
清掃開始
ご出発後のお部屋の忘れ物確認と
清掃スタッフへの清掃依頼
リネンの発注
滞在中の客室清掃
お客様ごとにタイミングを見ながら
滞在中のお部屋の清掃を指揮
休憩
インスペクション
当日使用予定のお部屋を優先して
清掃チェックと客室の仕上げ
完了したお部屋から売り出し
明日に向けた準備
引き継ぎ票の作成
リネン補充
貸出品の在庫チェック
業務終了

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入社を考えている学生へ
入社してみたら、学生の頃に頭で思い描いていたよりもっと、いろいろな部署があって、たくさんの選択肢があります。
私がそうだったように、思ってもみなかった仕事に巡り合い、のめりこむこともあります。
初めての領域に触れるということは、何も知らなかった頃より今後の自分の可能性が広がっていくことだと思っています。
皆さんにもぜひ、今までの自分が出会ってこなかった新しい世界を見つけてほしいです。

