The Grill on 30th調理
グリルレストランでのスイーツ作り
製菓を学んできた新入社員が、洋食調理に配属され、1年目から大活躍。
転向の経緯や、その結果自分の学びになったことについて、インタビューしました。
仮配属
宴会調理
最初は何をするのか全くわかりませんでしたが、先輩に一つひとつ教わりながら、料理運びや仕込みの手伝いから始め、徐々に鍋を触らせてもらえるようになりました。
同じ調理職とはいえ、製菓と西洋調理では味付けや焼き方などが異なるので戸惑うこともありましたが、違うからこそ新しい発見を楽しめたこともあり、貴重な経験になりました。
仮配属
レストラン調理
仮配属期間後半に配属されたThe Grill on 30thのキッチンでは、コース料理のデザートや、ランチのデザートブッフェなど、このレストランでお出ししているスイーツに関わる仕事をしました。学校で勉強してきたことを活かしながら、現場で新しいことをどんどん教わることができた楽しい期間でした。慣れてくるとデザートではない調理を学ぶ機会もあり、今までやってきた製菓だけでなくもっと自分の幅を広げられる可能性があることに気づきました。
本配属
レストラン調理
もともとは製菓での採用でペストリーに配属される予定でしたが、仮配属のレストランのシェフから、このままレストラン調理に所属してデザートと調理の両方を学んではどうかとご提案をいただきました。通常、配属は会社が決めるので、選択肢をもらえたのはありがたいケースだったそうで、かなり悩みましたが、調理も含めてさまざまなスキルを身に着けられること、レストランのデザート担当がまだ少なくメニュー考案にも積極的に関われること、の2つの魅力を感じて、レストラン調理で働くことに決めました。
INTERVIEW
インタビュー
入社を決めた理由
お菓子の勉強をしていたことと、ホテルに泊まったり食事やアフタヌーンティーをしたりするのが好きだったことから、ホテルのパティシエを目指すようになりました。グランドニッコー東京 台場のピスタチオアフタヌーンティーを食べたとき、材料やアイデアが自分の引き出しにはないものだったので、強く惹かれたのを覚えています。それからいくつかこの会社の他のケーキも試したところ、その独自性にどんどん興味がわき、入社を決めました。
現在の業務内容
前菜の仕込みなどの調理の仕事と、デザートを考えたり作ったりする製菓の仕事、業務時間としては半々くらいのこともありますが、製菓に関してはかなり責任のある仕事を任せてもらっていると感じます。コースのデザートや同じフロアにあるバーで出すパフェなど、ディナーの時間帯のデザートは、メイン担当として1人でコントロールする日も多いです。アレルギー対応などその場で自分が判断を求められることもあるので、日々緊張感を持って厨房に入っています。

印象的な出来事
クリスマスのデザートを、パティシエ出身の先輩と一緒に考えたことです。2人で話し合い、自分の意見も取り入れていただきながら試作を繰り返し、最終的にシェフにOKをもらってお客様にお出しすることができたのですが、本配属からまだ半年のタイミングで、商品化の経験ができたことが嬉しく、とても達成感がありました。
仕事をするうえで大事にしていること
高いレベルで仕事の質とスピードを両立させることです。最初は、丁寧にゆっくり仕事を進めたり、忙しくなるとつい作業台が汚くなってしまったりしていたのですが、「こうしたらもっと速く綺麗にできて、その分他のことができる」「忙しいときほど落ち着いてクオリティだけは落とさないように」と先輩にアドバイスをいただきました。それ以降は自分でも常にもっと良い方法がないか考えることで、成長のスピードも上がった気がします。
会社に入って学んだこと
現場に入ったとき、同じレシピを使っているはずなのに作業効率も出来も自分とはレベルが違い、さらに後輩のカバーもこなしている先輩たちはプロフェッショナルだなと感じました。コース料理は毎月変わるのですが、食材の使い方や盛り付け方など、シェフが作る料理はいつも新しい発見をくれます。こんな先輩たちから直接教わることが自分の成長につながっていると実感できていて、毎日充実しています。
これから挑戦したいこと
製菓の仕事では、自分で最後まで考えたデザートの商品化を目指しています。今は自分の原案を先輩に改善していただいているので、これから勉強を重ねて自分の力でメニュー開発ができるようになりたいです。
調理の仕事では、お肉を上手に焼けるようになることが目標です。営業後に練習をさせてもらったらかなり難しかったのですが、せっかくグリルレストランにいるので、いずれはオープンキッチンに立てるくらいになれたらと思います。
休日の過ごし方
どちらかといえばアウトドア派で、買い物や食事に出かけるなど、アクティブに過ごすことが好きです。職場の先輩とは仲が良く、休日にも会っています。
仕事のミスを考えすぎることもあるので、しっかり寝て自分の好きなことをするようにして、体力面でも精神面でもリフレッシュすることを心がけています。
印象に残っている研修コンテンツ
新入社員研修でのグループワークです。現場でも、問題が起きたら全員で意見を出し合って解決していくことが大事で、毎日意見交換が行われているのですが、研修で1つのテーマについてグループで考えた経験が活きていると感じます。
FLOW
一日の流れ
※早番の場合
出社
出社、ランチの準備、
予約者のアレルギー情報などの確認
ランチ営業開始
入った注文への対応、
ブッフェ台のケーキ補充並行してディナーの準備
休憩
昼食を取ります。
仕込み
ディナーの準備、予約者のアレルギー情報などの確認。
ディナー営業開始
入った注文への対応、遅番への引継ぎ
業務終了
片付け


入社を考えている学生へ
これからご入社される皆様にお伝えしたいのは3点です。
まず、これから働くのはプロの現場なので、入社日が近づいたら学生気分を切り替えておくこと。
次に、環境の変化で疲れてしまうので、休日はゆっくり休んで、自分に無理をさせすぎないこと。
最後に、周りとのコミュニケーションを大切に、悩みがあったら相談すること。
不安もあると思いますが、現場で働く楽しさや、がんばろうという前向きな気持ちのほうが大きくなるので、心配せずに入社していただきたいです!